そもそもClubhouseとは
Clubhouseは、静かに話を聴いて楽しむことも、手を挙げて自分の意見を言うことも、部屋を立ててホストになることもできる音声SNS。人と人とがつながることで忘れられないような体験を実現できる場所です。
2021年1月のリリース当初は「招待制のアプリ」ということで話題に火が付き急速に広がりを見せていたが、現在では下火になりつつある。そんな中での今回のアップデートになります。
✨クラブハウス最新アップデート✨
🔗 ルームリンクの共有
➕ 新しい『+room』機能
✋ 手を上げる機能の改善近日アップデート:
🎶 音楽モード(詳細は追ってお知らせ!)
🔍 ホール検索
🗣 言語の選択(iOSのみ)
🤩 リンクカスタマイズ改善— Clubhouse Japan (@ClubhouseJP) October 12, 2021
前回Clubhouseに関する私見を書きましたので、そことあわせてご覧ください。
9月末~10月中旬にかけてのアップデート内容
2021年9月下旬から10月上旬にかけて行われたClubhouseのアップデート内容に詳細に紹介。
グリップ
グリップは、視聴者が素晴らしいと思った瞬間(30秒)をだれにでも共有できるようにする機能です。
注意点としては、
・すべてのルームでできるわけではなく、そのルームでホストが許可しているかに依存する
・どのタイミングの30秒でもいいというわけではなく、配信時にグリップを開始してから30秒前しか共有できない
といったところでしょうか。
リプレイ(今後実装予定)
リプレイは、Clubhouse上のルームを検索、さらにはダウンロードや共有までもすることができる機能です。
注意点としては、すべてのルームに適用されるわけはなくルームを開始した際にリプレイを許可したルームが対象になることである。
ユニバーサル検索
ユニバーサル検索とは、その名の通り検索してユーザー・Clubs・ルーム・イベントを見つけられる機能です。
今までよりも迅速に友人やルームを見つけることが可能。
空間オーディオ(Androidに追加。iosには実装済み)
空間オーディオとは、音声が一カ所から聞こえるのではなく様々な位置から聴こえるというものである。この機能によって、実際に対面で会話しているかのような臨場感を味わうことができる。
『+room』(現在、iosβ版のみ)
『+room』を押すとルームのリンクがコピーされるので、そこから共有することが可能。
この機能により1:1で話し合ったり、プライベートルームの使用頻度が上がることが期待される。
音楽モード
音楽モードは、Cluhouse上で演奏する際に高音質で提供できる機能。USB接続マイク、ミキシングボートのようなオーディオ機器にも対応。
本格的な音楽配信をしたい人には朗報である。
まだ詳細が載っていないがアップデート予定の機能
・ホール検索
・言語選択(ios版のみ)
・リンクカスタマイズ改善
最近Clubhouseの動きが激しい
上に見たようにここ最近のClub houseの動きは激しいと言わざるを得ない。
そこで、「なぜこんなにも動きが激しいのか」考察してみる。
それは、Instagram、Twitter、他の音声SNSで事足りてしまうからであろう。
以下ではその根拠を説明していく。
インスタライブ
2021年3月にInstagramの新機能Live Rooms(ライブルーム)が発表された。この機能は、最大4人でライブ配信を行える機能である。
さらに、2021年5月にはインスタライブ上で映像を消し、「声」だけの配信が可能になった。このアップデートはClubhouseを意識している。インスタライブの存在がClubhouseを使わなくなった一因と言えるのでは。
Instagram Liveがビデオや音声のミュートに対応。声だけでの配信も可能に – Engadget 日本版
Twitter Spaces
Twitter Spacesとは、Twitter上においてライブで音声会話ができる機能です。プラットフォームがTwitterかClubhouseかどうかという違いなだけで特別差別化できる点はありません。むしろ、常日頃TwitterをやっているユーザーはClubhouseをわざわざ登録しなくてもいいので、Clubhouse側からすると困っているかもしれません。
Clubhouseと似ている音声SNS
本ブログでも紹介しているように現在の日本では、stand.fm・Spoon・Radiotalk・Wachaといったように2年ほど前からあるアプリだけでなく、最近リリースされたばかりのアプリもあるため、音声SNS業界は群雄割拠と言えます。中国で6億人ものユーザー数を誇るhimalayaでさえも音声配信事業を縮小したばかりである。
このように他のアプリの追随が激しいために、Clubhouseのユーザー層が分散されてしまったのではないでしょうか。
区別化
先に述べた背景のもと、Clubhouseはアプリの機能面にとどまらず配信内容でも区別化を図ろうとしている。
世界メンタルヘルスデー
リモートワークやオンライン授業が一般化した現代で心が疲れてしまった人のために、Sidowらとはじめとした精神科医を集め、10月10日に「24時間メンタルヘルスルーム(Global Mental Health Awareness Day:24 Hours)」を開催。
「Clubhouse」がメンタルヘルスをサポートするイベントを実施 | TABI LABO (tabi-labo.com)
クラハアニメ部
クラハアニメ部とは、毎週金曜20:00~21:00に配信されているClubhouseJapanの公式企画である。配信内容は、「人気アニメ」について熱く語る内容になっている。公式ということもあり、モデレーターにはYoutube登録者数15万人のアニメ系インフルエンサー・「くんひろ」さんを起用しています。
まとめ
1月の段階で多くの芸能人が参加していたこともあるClubhouseが今や自分たちでルームを企画し、インフルエンサーをわざわざ呼んでいるという1月時点とのギャップに驚きました。
ここ最近のアップデートは他のアプリとの区別化に力を注ぎ、「Clubhouseらしさ」というものを広げたいのかなという印象を受けます。先日21年中にアプリ内の表示などを完全に日本語に対応した日本版のリリースが発表されたため、そこに合わせて全面的に盛り上げたいのかもしれません。