「Clubhouseが流行っていたのが2021年の1月」と聞くと時の流れは早いなぁと感じてしまいます。
今回は初期からClubhouseをやっていた筆者が「招待制は必要だったのか」考察していきます。
Clubhouse
1.Clubhouseの歴史
Clubhouseとは音声ベースで会話をしたり、誰かの会話を聞くことができる音声SNSです。
1月
Clubhouseが日本で本格的に流行り始めましたが、招待制ということもあって、著名人かつ一部の限られた人しか利用することができませんでした。
この時代の一般ユーザーの利用目的は主にテレビで活躍する芸能人同士の会話を盗み聞きするような利用方法。TwitterやInstagramでは「クラブハウスマウント」といった言葉が流行りだし、「芸能人の○○さんと○○さんの話聞けて良かった~」とかTwitterやInstagramを始めたときには始めたことを発信しなかった日本人が突如として「Clubhouse始めました!フォローよろしくお願いします~」といったマウントを取る人が多く現れた。ちなみに筆者の自分もClubhouseに憧れていた一人である。
2月
Clubhuseをついに始める。自分が始めた頃、やっと一般人同士がつながりを求めて部屋を立てたりしていた。
一方で、Clubhouseでも一般のユーザーさんがいまのうちにフォロワーをたくさん獲得すれば、案件とかをもらえてマネタイズできるなどといった噂があり、日本人ユーザーの多くがフォロワー数獲得に向けて動き出した。無言部屋なるものが存在し、相互フォローを促す部屋である。
ちなみに余談だが、のちのち無言部屋もグループで開くようになり、グループで無言部屋にする→グループの仲間だけモデレーターに指名→モデレーターは上に表示されるのでフォローされやすくなる→新規さんはそれに気づかないためフォロワーが増えない→上の人だけフォロワーが多くなるといった負の循環があった。
2.考察
筆者が思うに、多くの時間を使ったのにフォロワーが全然増えないといって辞めていったことが日本でClubhouseが長続きしなかった理由の一つだろう。
もう一つの理由として2月が過ぎるにつれて、芸能人が利用しなくなった。芸能人が利用することが少なくなったことで、多くの人が利用しなくなった。芸能人が継続して使わなかったことが2つ目の理由だ。
2月が過ぎるにつれて、無言部屋が本格的に垢ban対象となり、フォロワー獲得に成功した一般ユーザーやcClubhouse内でコミュニティを作った人だけが残った。「雑談系の部屋」と「ビジネス系の部屋」の二つが残った。僕も含む雑談を楽しむ人たちは毎晩のように、深夜まで雑談を繰り返し、次第に「クラブハウス疲れ」といって、Clubhouseをやるのに疲れた人たちはどんどん離れていった。
3月
雑談をする人たちが3月はじめに一気に抜けたことで、Clubhouseに残る部屋は胡散臭い「Twitter, Instagramのフォロワー数の増やし方、積立NISA、米国株、○○」といったビジネス臭漂うアプリにすっかりなってしまった。当然僕も3月に辞めた。
6月
とある仕事に携わる機会があり、Clubhouseを久しぶりに開いた。やはり、ビジネス向けの部屋が多い一方で、以前はAndroidのユーザーさんであろう人たちが部屋を開いたりしていた。楽しかった時代のClubhouseをしらないのかと残念な気持ちになった。
7月
招待制が撤廃され、誰でもClubhouseが利用できるようになった。
まとめ
だが、これは時すでにおそし。多くのユーザーは離れてしまった。ちなみにだが、2月の中旬ごろには多くの人が招待券を所有していた。(招待券とは招待できる権利。Clubhouse内での行いが良ければよいほど、招待券が定期的に増えていく。)2月の下旬ごろには、誰でも始めたい人は始めることができる状態だったので、あんまり招待制の撤廃は意味がなかったのかもしれない。
Androidユーザーが最初から使えることができて、招待制が最初からなければ、また違った世界が見られたのかもしれない。
Clubhouse
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